娘、不登校になって3か月目で、転学に向けて少しづつ動き始めました。
通信制高校の選択は、主に3つの学校になります。
①公立の通信制高校
②私立の通信制高校
③サポート校
色々資料を見た結果、最低限の通学日数で授業を進められ、ネットコースが充実した
N/S高等学校(私立の通信制)と、トライ式高等学院(サポート校)の説明会に
行ってみることにしました。公立の通信制高校は、費用の面では安くて良かったのです
が、通学に不安があるためネット学習中心の学校を選びました。
N/S高等学校(私立:通信制高校)
N/S高等学校はKADOKAWA・ドワンゴが創るネットと通信制高校の制度を活用した、新しいネットの高校。生徒数日本一のマンモス通信制高校です。
高校卒業資格取得のために必要な必修授業は主に①ネット学習②スクーリング③テストの3つで、
日常的な学習をパソコン・スマートフォン・タブレットを使い、いつでもどこでも学べます。
4つのコースから、自分にあったコースを選択することができます。自由な時間が最も多い「ネットコース」、クラスメイトと一緒に学べる「通学コース」「オンライン通学コース」「通学プログラミングコース」があります。*S高等学校も同様です。
【ネットコース】
好きな時、好きな場所でネットで学習します。高卒資格取得に必要な必修授業を効率的に学び、空いた時間は自由にアレンジができます。但し、1・3年次に年7日間程度、2年次に年8~9日間程度参加する対面形式の授業スクーリング(通学日数)があります。高校卒業資格取得のために必要な必修授業のひとつで、1年次と3年次は全国のスクーリング会場で⾏われるスクーリングに参加します。2年次は全国のスクーリング会場と、在籍する本校で⾏われるスクーリング【N高→沖縄伊計本校(沖縄県)、S高→茨城つくば本校(茨城県)】に参加します。
【通学コース】
通学頻度は週1日・週3日・週5日から選択が可能です。全国にあるいずれかのキャンパスに登校し、総合力を身につけるアクティブ・ラーニングとしてのプロジェクト学習を対面で実践するコースです。ライフスタイルに合わせて学習スタイルが選べます。
【オンライン通学コース】
全国の仲間と一緒にオンラインで学習できるのが「オンライン通学コース」です。ネットでの通学頻度は週3日・週1日、通学時間も午前・午後から選択できます。グループワーク中心の授業でチームで協同/協働する大切さを知ることで、一人では解決できない問題に直面しても、仲間と一緒に解決できる考え方と行動力を養います。
トライ式高等学院(サポート校)
サポート校は、その名の通り、通信制高校の卒業に向けたサポートを行います。単位取得に向けた学習計画の作成はもちろん、一人では進めにくいレポート作成・提出のフォロー、中には大学進学に向けた受験対策を行ってくれます。また学習面だけでなく、精神面のサポートもしてくれるので、「一人では挫折してしまいそう」「悩みを相談できる相手がほしい」といった方も安心して、学習に取り組むことができます。一人ひとりの目標や悩みに寄り添い、柔軟に対応してくれるのがサポート校です。
★トライ式高等学院の連携通信制高校は、鹿島学園高等学校、日本航空高等学校、高松中央高等学校、ルネサンス高等学校、鹿島朝日高等学校のいずれかとなります。(この通信制高校の中から選ばないといけません)上記のいずれかの通信制高校に入学し、その卒業をトライ式高等学院がサポートをするようなイメージです。
トライ式高等学院では、キャンパスに通って仲間と学校生活を送る「キャンパス通学型」、
自宅で授業を受ける「自宅型」から学習スタイルを選択することが可能です。場所、時間、先生はもちろん、授業の内容も一人ひとりに合わせることができます。
将来の夢をゆっくり見つけていきたい、まずは高校卒業を目指したいという人のための「普通科コース」、大学進学を目指す人のための「特進科コース」から自分に合わせたコースを選択することが可能です。
意思を固める
全日制高校のようにどの学校でも学費がある程度同じというわけではなく、通信制高校の場合は学校やコースにより異なります。やはり、サポート校は通信制高校+サポート校(塾のようなもの)のため、私立の通信制高校より費用は高いと感じました。
一般的に、通信制高校には主に2つの課題があると言われています。それは「卒業率の低さ」と「進路決定率の低さ」です。学校のサポートがない場合、卒業に向けた単位取得の学習計画を自分(または親)が管理しなければなりません。また単位取得に必要なレポート提出や予習・復習も自分一人で行う必要があります。結果として、途中で諦めて退学する生徒や、卒業までに4年以上かかる生徒が全日制高校よりも多くなる傾向にあります。また文部科学省が発表している学校基本調査では、約40%の卒業生が進路未決定のまま卒業しています。そのため、精神面でも学習面でも不安を抱えている娘には、サポート校の必要性も感じていました。
娘は社交不安障害のため電車での移動ができず、通学型の通信制高校は最初から難しいと感じていました。またグループワークのあるオンライン通学も難しそうでした。必然的にネット学習コースしかないのですが、高校卒業には最低でも年に10日ほどのスクーリングは必須であり、全く通学せずにオンラインのみで卒業することはできません。そのため、少しでもスクーリングの日数の少ない学校を探しました。
N/S高等学校は、他の通信制高校に比べて(ネットコースの場合)通学日数が短く済み、ネットでの授業内容の充実に加えて、担任制で個々のサポートが充実していたのが魅力でした。
トライ式高等学院は、N/S高等学校に比べて、より精神的なサポートが充実していました。さすがサポート校だと感じる内容でしたが、好きな通信制高校を選ぶことができないことがネックでした。連携通信制高校はN/S高等学校よりもスクーリングが多く、費用もN/S高等学校ネットコースに比べると高かったです。
N/S高等学校はオンライン、トライ式高等学院は対面での説明を受けました。それぞれに良さがありましたが、家族で話し合った結果、S高等学校へ転学することに決めました。(S高は2年生でのスクーリングが茨城県のつくば校舎だったので、N高の沖縄より自宅に近いことが決め手でした)
転学をするなら少しでも早い方が、(3年間で卒業するための)今後の単位取得に有利になります。7月末に通っている高校へ転学の意思を伝え、S高等学校へ9月転入学の申請を出しました。9月1日から転入学をする場合、8月10日までに書類手続きをしなくてはいけないため、通っている高校には、かなりタイトなスケジュールで作成してもらうことになりました。
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